<コラム>【お正月】おせち料理のルールって知ってる?それぞれのお料理に込められた願いとは…?
慌ただしい年末が過ぎると、すぐにお正月です。
一年の始まりをお祝いするお正月には、色々な行事食があります。
おせち料理は3段のお重に詰めていることが多いのですが、ルールや願いが込められているのをご存知でしょうか?
おせち料理を重箱に詰める意味は「めでたさを重ねる」ので縁起が良いそうです。
今回は、おせち料理に込められた意味や願いについてお伝えしていきます。
【一の重】祝の肴・口取り
黒豆 マメ(健康)に暮らせますように。
マメと言う言葉には、丈夫や元気の意味が込められています。
☆黒豆の色素成分アントシアニンは抗酸化作用が高く細胞の酸化を抑える働きを期待できます。
栗きんとん 黄金色で豊かさを願って。
栗は古くから勝負強さを表す食材です。
☆栗きんとんのペースト部分はさつまいもです。さつまいもにはビタミンCや食物繊維が豊富です。
昆布巻 よろこび(昆布)のある一年になりますように。
よろこぶ(コブ)の語呂合わせです。
田作り 豊作になりますように。
小魚を肥料に撒いていたことが由来です。
☆かたくちいわしには、カルシウムやビタミンDが豊富です。丈夫な骨や歯を作ります。
伊達巻 学業成就を願って。
巻物を連想させ、学業成就を願って食べます。
☆伊達巻はお正月しか食べる機会もなく、甘さが美味しくたくさん食べてしまいますが甘い分、高カロリーです。縁起物ですが食べすぎないように注意しましょう。
【二の重】焼き物・酢の物
紅白なます めでたい新年のお祝いにぴったり。
紅白が縁起の良さを表します。
☆大根に含まれるアミラーゼには、消化吸収を助ける働きがあります。年末年始の疲れた胃腸にぴったりです。
海老 長生きできますように。
腰が曲がるまで元気で!という願いを込めて食べられています。
【三の重】煮物
煮しめ 家族が仲良く過ごせますように。
色々な食材が1つのお鍋で煮立てられる様子が、家族を連想させます。
☆お正月はお野菜が不足しやすく、偏りやすくなります。おせち料理を食べるときは、意識してお野菜を補うようにしましょう。
いかがでしたか?
お正月のお料理は保存がきくようにしっかりとした味付けのものが多く、
塩分は多いので食べすぎないように注意しましょう。
年々おせち料理は簡単に済ませることも増えていますが、一年間病気をせずにすごせるよう縁起を担いでいきましょう。