春らしい陽気を感じることもなく、一気に夏日のような日々になりました。
真夏は熱中症予防のために水分を摂るように意識しますが、この時期は隠れ脱水症状に注意が必要です。
脱水症状により、体内の水分量が減り血液濃度が高まると血栓症(脳梗塞、心筋梗塞、エコノミー症候群など)のリスクが高くなります。
今回は、血液ドロドロを防ぐ対策『おさかなすきやね』についてお伝えいたします。

①血液サラサラになるとどうなる?

血液の半分は水でできています。
体内の水分量が減ると、血液がドロドロになり、病気発症のリスクが高くなります。 サラサラの血液になることで、血流が良くなります。血流が良くなると代謝が活性し、細胞も活性化され、頭の回転もよくなります。また、血栓ができにくくなりますので、血栓症(脳梗塞、心筋梗塞、エコノミー症候群など)のリスクが低くなります。
②おさかなすきやね
水分補給とともに気をつけたいのはお食事です。過度な飲酒、脂っこい食事を続けていると血圧はドロドロになりやすいです。
毎食意識するのは難しいですが、1日1食取り入れていただけるとよいかと思います。
麺類などの単品ではなく、定食スタイルやプレート料理のようなイメージで召し上がれると良いですよ。 【おさかなすきやね】という標語があり、この食材を揃えて召し上がれると身体に良い食事を日常的に摂れると言われています。


【お】おちゃ
抗酸化作用や殺菌作用のあるカテキンが豊富で、コレステロール値や血糖値、中性脂肪を下げる効果が期待できます。
緑茶、麦茶、ウーロン茶など。
【さ】魚
体内で合成できない不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが豊富に含まれます。血流を良くし、血小板の塊を防ぐ効果が期待できます。 イワシ、あじ、さば、さんまなどの青魚。


【か】海藻
海藻類に含まれる水溶性食物繊維には、コレステロールを体外に排出させる効果が期待できます。また、血糖値の上昇を抑える効果も期待できますので糖尿病の予防にもなります。 わかめ、昆布、めかぶ、もずく、ひじきなど。
【な】納豆
ナットウ特有の酵素であるナットウキナーゼは、血液凝固を予防し、血栓の溶解される効果が期待できます。また、ビタミン2も多く含まれ、脂質や糖質の代謝を促します。


【す】酢 酸味のもとであるクエン酸は、血液中の老廃物を排除します。また、酢酸は疲労回復もあり、高血圧や糖尿病の予防も期待できます。
【き】きのこ きのこに含まれるβグルカンは、免疫を活性化させコレステロールや血糖値を下げる効果が期待できます。また、免疫力を高める効果も期待できます。


【や】野菜 野菜には食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。1日に350gを目安に摂ると良いと言われています。1食あたり生野菜だと両手1杯分、温野菜だと片手1杯分を目安にとりましょう。
【ね】ねぎ
ネギに含まれるアリシンは殺菌作用があり、抗酸化作用や血栓予防にも効果が期待できます。

③まとめ
昼夜外食の多い方は、朝ごはんを和食にしてみましょう。また、昼ごはんをたくさん食べすぎてしまったときは次の日【おさかなすきやね】を意識するなど、できることからぜひお試しくださいね♪