<コラム>【6/4〜10は歯と口の健康週間】お口の中を健康に♪『ひみこのはがいーぜ』って知ってる?

6月4日から10日までの1週間は、歯と口の健康週間です。

歯を健康に保つことで良く噛んで食べることができます。しっかり自分の歯で噛むことによりたくさんのメリットが期待できます。 今回は噛む力のメリット【ひみこのはがいーぜ】や歯を強くするのに大切な栄養素についてお伝えいたします。

①【ひみこのはがいーぜ】ってなあに??

弥生時代の卑弥呼は、食事を噛む回数が現人代に比べ6倍も多かったと言われているそうです。 そこで標語【卑弥呼の歯がいーぜ】の語呂合わせにして、よく噛むことのメリットを8つ表しています。

【ひ】肥満予防

満腹中枢が刺激され満足感を得ることができ、食べ過ぎを防ぎます。

【み】味覚の発達

よく噛んで味わうことで、素材の味がよくわかるようになり味覚の発達につながります。

【こ】言葉の発音はっきり 

口の周りの筋肉を使うため大きな口があくようになり、表情が豊かになって発音が良くなります。また、噛み合わけも良くなります。

【の】脳の発達 

血流が良くなり脳細胞の発達を活発にします。 子供は脳の発達、高齢者は認知症の予防効果が期待できます。

【は】歯の病気予防

噛むことで唾液が分泌されて口の中がきれいになり、虫歯や歯周病の予防になります。

【が】ガン予防

唾液に含まれる酵素には発がん性物質の作用を消す働きが期待できます。

【いー】胃腸快調

消化酵素の分泌が盛んになり、消化を促し、胃腸の働きをたすけます。

【ぜ】全力投球

力を入れて噛みしめると全身に力がわき、体力や集中力がアップしやすくなります。

②骨や歯を強くする栄養素をしっかりとろう。

噛む力を保つためには、まず歯を強くしておくことが大切です。

丈夫な歯を作るために大切な栄養素のカルシウムとビタミンDです。

☆カルシウム

カルシウムは歯だけではなく丈夫な骨を作ります。カルシウムをしっかり摂ることで、骨粗相症や生活習慣病のリスクを低くなります。

毎日の食事で意識してカルシウムを取りましょう。

手軽に摂れるカルシウムは、乳製品です。牛乳はカルシウムの吸収率が高いのでおすすめです。そのまま飲むだけでなく、シチューやグラタン、コーヒーや紅茶に入れるなど工夫して摂るようにしましょう。 牛乳や乳製品が苦手な方は、小魚や青菜、切り干し大根などがおすすめです。

☆ビタミンD

カルシウムをとるだけでなく、ビタミンDをいっしょにとることでカルシウムの吸収を助けます。

ビタミンDはキノコ類に豊富に含まれます。

毎日召し上がれるお味噌汁などの出汁を煮干しにするのもおすすめです。

きのこをたっぷりいれるとビタミンDがとれますよ。 高血圧が心配な方は、減塩味噌を活用するようにしましょう。

③まとめ

歯にまつわる日は、6月の歯と口の健康週間だけでなく、いい歯の日(1/18)・良い歯の日(4/18)・虫歯の日(6/4)・いい歯の日(11/8)などたくさんあります。

歯を健康に保つことでしっかり噛むことができ、噛むことで健康への効果が期待できます。

定期的にお口の健康について考えていきましょう。