朝晩の冷え込みが厳しくなり、いよいよ寒い冬の季節です。
急激に冬の空気になり、手足や顔、身体の乾燥が気になる季節になりました。カサカサするだけでなく、かゆみもでてきて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 今回は、体の外側と内側から守る乾燥対策についてお伝えいたします。

①乾燥の原因とは?

冬の乾燥肌の一番の原因は、大気そのものが乾燥していることや空気が冷たいことです。
本来は肌内部の水分が蒸発しないように、肌のバリア機能が寒さや乾燥から防いでいます。ところが冬になりバリア機能が低下し、乾燥が進みます。 また、寒さのために血流循環が悪くなり、皮脂や汗が外に出にくくなることも原因になります。
②お肌のバリア機能を高める対策とは?
冬の寒さによる原因以外に、生活習慣の乱れやストレス、加齢などによりバリア機能が低下して、外からの刺激に弱くなります。
対策1☆お肌を外から守るためには?
こまめな保湿をすることが大切です。
手洗い、うがいをしたら、ハンドクリームやリップクリームを使用しましょう。 お風呂上がりには、保湿クリームでお肌にうるおいを閉じ込めましょう。


対策2☆バリア機能を高めるには?
自律神経が乱れないように規則正しい生活を送りましょう。
早寝早起きや3食リズム良く食べることが大切です。
血流を改善し、ターンオーバーを高めるためにも、お風呂でゆっくり温まりましょう。
リラックス効果も高まります。
ストレスがたまらないように、ストレス解消しましょう。
対策3☆お肌のターンオーバーを高めるには?
お肌の保湿とともに、お食事で体の中からも皮膚の形成やターンオーバーの周期を整えることも大切です。 乾燥を予防するためにも、バランスよいお食事をとるように心がけましょう。
〇たんぱく質
体や皮膚はたんぱく質から形成されています。
不足すると…角質細胞の生まれ変わりが正常に行われず、ターンオーバーが乱れます。
お肉・お魚・卵・豆類・乳製品など
※たんぱく質は毎食しっかりとることが大切です。
1食で2種類とれると良いです。なるべくいろいろな種類をとるよう心掛けましょう。
〇ビタミンA
新陳代謝を促しターンオーバーの周期を整え、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ働きが期待できます。
不足すると…肌のかさつきや角質化する症状が現れます。
レバー、にんじん・小松菜・ほうれん草などの緑黄色野菜、うなぎなど


〇ビタミンB2
肌のターンオーバーを整える働きが期待できます。
不足すると…口角炎・口唇炎などの皮膚乾燥につながります。
納豆、卵など
〇ビタミンC
コラーゲンの生成を促し、紫外線によるメラニン生成を抑制する効果が期待できます。
果物、イモ類 ※ビタミンCはサプリメントで補うこともおすすめです。
③感染症予防による、お肌の乾燥を防ぐには?
感染症予防のために、マスクの着用やアルコール消毒をされる機会もまだまだあるかと思います。
●手指消毒
感染性胃腸炎やインフルエンザウイルスやコロナウイルスなどの感染症の予防のためにも、手の洗浄・アルコールは大切です。
手指消毒はウィルスから守りためにもしっかり行なっていきたいですよね。
まず、手洗いをしたらしっかり水分を拭きとりましょう。
乾燥した手にアルコールを擦りこむことで、アルコール濃度を下げず消毒の効果を高めることができます。
帰宅後にきれいに洗浄した時や、お風呂上りにハンドクリームを指と指の間や爪のわきまでしっかりすり込むように塗りましょう。
ソフトなタイプよりも、クリーム状の固いタイプの方が肌になじみやすいのでおすすめです。
特に寝る前はクリームを多めにすり込んで手袋をするとさらに効果的なのでおすすめです。
●マスク
感染予防のために欠かせないマスクですが、冬でもマスクの中は蒸れてしまいます。
外した時に内側の湿気が一気に出て、汗が蒸発する時に肌の水分も一緒に奪われることで乾燥につながります。
マスクを外したら汗を拭きとり、こまめにマスク内の湿気や汗を拭きとることも大切です。

④まとめ
バランスの良いお食事をとることは、乾燥対策だけでなく、健康管理や免疫力UPにもつながります。
できることから試してみてくださいね!
