<コラム>【湿邪って知ってる?】梅雨を健康的に乗り切る対策とは?

6月になり、蒸し蒸しとした暑い日が続きますね。

暑い暑い夏が始まる前に梅雨の季節がやってきます。

季節の変わり目である梅雨は、気圧の変化やジメジメした気候で体調が悪くなりやすくなったり、憂鬱な気分になる方も多いと思います。

今回は、梅雨も元気に乗り切る対策についてお伝えいたします。

①湿邪って知ってる?

東洋医学では、梅雨時期や夏の湿度の高い時期の体調不良のことを、『湿邪』と呼んでいます。

梅雨のこの時期は、体が重かったり、やる気が出なかったりなどのメンタル不調も多く出やすいなどの症状が出やすいです。

湿邪の原因は、余分に身体に水を溜め込むことにより体調の不調につながります。

成人の体は60〜65%が水分といわれています。口から消化器官を通り、体内に吸収され余分なものは尿や汗として老廃物とともに排泄されます。

しかし、梅雨の季節は皮膚からの蒸発が滞り水分が体の中に溜め込まれやすいのです。汗が出にくくなると体温が下がりにくくなり、血流も悪くなります。

体の中に余分な水分が溜まらないようにすることで、湿邪対策につながります。

②湿邪の対策とは?

体に水分が溜まらないように、水分摂取量を控えることは大変危険です。特にこの時期は熱中症にもなりやすいので、こまめな水分補給は欠かせません。水分補給とあわせて対策していきましょう。

湿邪対策☆1

カリウムを積極的に摂りましょう。

体に余分な水分が溜まりやすくむくみになりやすいです。むくみの対策として、カリウムを摂るようにしましょう。

カリウムは体内の余分なナトリウムを体外に排出する作用が期待できますので、むくみ対策だけでなく高血圧対策も期待できます。

 カリウムの多い食材

きゅうり、バナナ、海藻類など

湿邪対策☆2

冷たいものを控えましょう。

蒸し蒸ししてだるいときは冷たいものを飲みたくなりますが、冷たいものを飲むと胃腸に負担がかかりやすいです。 胃腸に負担をかけないためには、温かい飲み物や氷を入れない飲み物を飲むようにしましょう。

湿邪対策☆3

軽い運動や半身浴をしましょう。

適度な運動をふるのもで、体温が上がり、新陳代謝が良くなり、体内の老廃物や余分な水分が排泄しやすくなります。

シャワーで済ましてしまいがちですが、半身浴することも大切です。 入浴により体が温まり、汗をかいたり血流も良くなり、さらにリラックスもできます。

③まとめ

我慢せずに除湿機を使うことも、部屋の環境も整い湿邪の対策にもなります。

梅雨が来る前に、早寝早起き、食生活を整え、リズムよく過ごして対策していきましょう。